
保育士は公務員になるか、民間の託児所等に勤めるかで、まったく条件が異なってきます。公務員になった場合には、どの自治体に勤務するかによりますが、手厚い福利厚生(産休・育児休暇・有給休暇等)があり、また昼休み等もしっかりと確保されるでしょう。 他方、民間の保育所&託児所は一般的にいって、経営はなかなか大変です。それゆえ職員の待遇もどうしても厳しいものにならざるを得ません。昼休みなどもあまり恵まれていないのが実情です。初任給で17万円前後でしょうか。。。賞与は、あまり期待できないのが一般的です。
給料だけで保育士を論じると、どうしても及び腰になってしまいますが、しかし保育士という仕事は病みつきになる要素を十分に持っています。この時期の子どもは、身近にいる人間に愛想をふりまき、誰とでも実に容易に情緒的・感情的交流を喜んで行います。 この微笑は、神が授けた「特技」しか思えないくらいに、日々の多忙の中の疲れを一気に癒してくれます。いずれにしても、この微笑の愛らしさゆえに、おとなは虜になって、食事から排泄まで、喜んで子どもの世話をしたくなってしまうのです。 身の回りの世話をしてくれるおとなとの、人生最初のこのような出会いが、子どもの生涯発達の重要な基盤を形成する、子どもの人格形成に一定の影響力を及ぼすという使命感、このミッションが保育士の仕事を緊張感あるものにしてくれます。
子どもたちは、日々の保育所での生活の過程で、日本人としての基本的な生活スタイルを身につけていきます。その所作は保育士と瓜二つ!というくらい、酷似している子どももたくさん現れます。またどのようなお友達と遊ばせるか?一緒にお絵かきなどをさせるのか?こうした組み合わせによって、子どもたちは能動的にも受動的にもなります。いったん習得した生活スタイルは、学校に入ってから、あるいはおとなになってから直そうとしても簡単なことではありません。最初から、美しい基本的なスタイル(マ ナー)を習得することが望まれます。そうした意味で、保育士の役割は極めて大きいものと言わざるを得ませんね。